公共工事で使用時の再生砂・再生砂利の事前検査
建設工事による解体等から発生するコンクリートから作られた再生砂や再生砂利は、ゼロエミッションにも貢献するリサイクル材として、活用されているが、環境基準値を超えた6価クロムが溶出される場合があるため、公共工事では事前に6価クロム溶出検査を行うことが義務付けられています。
なぜ6価クロムが含まれるのか?
理由1 人為的変化
セメントの原料である石灰石には、無害な3価クロムが含まれています。セメント製造時に1450℃の超高温で焼かれることで、毒性の強い6価クロムに変化します。
理由2 原料の問題
工場跡地等で発生した6価クロム等で汚染された土は、現場から搬出され、セメント工場へ運ばれ、セメントの原料の一部として利用されます。セメントとして固めて使用すれば、そのまま外に出ることなく安全に保管されますが、6価クロムは水溶性が高いため、細かく砕いて水に触れる表面積が広くなった再生砂や再生砂利からは6価クロムが溶出する可能性があります。
「改良6出なし」は、6価クロムを無害化します!
「改良6出なし」は、再生砂・再生砂利に添加することで、発ガン性物質の6価クロムを安全な3価クロムに無害化する液体。自然由来の環境にやさしい微生物(ST13株)が、6価クロムを無害化し、本当に安心・安全な地盤に貢献します。
施工方法
スプレーヤー等で液体(改良6出なし)を散布後、撹拌します。
改良6出なしの添加量は、汚染状況により変わるため、自社検査にて必要量を確定します。