人気記事の再掲載「地盤改良工事でなぜ6価クロム問題??*後編*」

2022-09-22

「地盤改良工事でなぜ6価クロム問題??*後編*」こちらの記事、

2017年10月に掲載したものですが、いまでも閲覧数が高いです。

面白い内容ですので再掲載します!是非読んでみてください^^

 

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こんにちは。ブログ担当、ウエダです。

 

地盤改良工事と6価クロムの関係について記載している続きです。

どうにも堅苦しい話が続きますが、もう少し続けてしまいます。

 

前回記事はこちら。

地盤改良工事でなぜ6価クロム問題??*前編*

 

 

では、続きです。

 

6価クロム溶出の問題に関して、実は国が過去にきちんと調査をしています。

その結果は、こちらのセメント系固化処理土検討委員会による最終報告書の資料を読むとわかるのですが、

(堅苦しくて難しい名前ですね・・・)セメント系固化材を使った工事において

だいたい20件に1件の割合で6価クロムが溶出する可能性があるとの調査結果がでています。

 

20件に1件、約5%の確率です。

皆さん、これは高いと思いますか?

それともそれなら自分は当たらないだろうと思いますか??

 

文系のウエダは、なんとなく20件に1件と言われると当たりそうな気がするし、

5%と言われると大丈夫じゃない?なんて前向きに押したい気がしてきます。

どちらも同じ確率なんですが、言葉の印象で・・・(笑)

そんなことを言いつつも、実は出産の時にこの5%の確率に当たったことがありまして・・・

なんで、5%侮れないな、というのが率直な印象です。

たかが5%、されど5%・・・でもその確率で、もしかしたらその土地の価値が何百万という単位で

下がってしまう可能性があるわけです。

逆の宝くじだと思うと・・・普通の宝くじの当選確率より高すぎて焦りますね。

 

この土との相性の問題ですが、先ほどの報告書によりますと、

関東ローム層のような粘土質の土だと、もっと確率が高くなるとの記載があります。

関東ローム層にお住まい予定の地盤改良をされる方、

逆宝くじの当選確率が若干高いようですよ・・・💦

 

でも、この地盤改良工事による6価クロムの汚染は防ぐことができます。

そう、「改良6出なし」を使えば防げるんです!

相変わらず宣伝っぽさ満点で恐縮ですが、でもせっかく防げるのだから、

やっぱり声を大にして言いたい!!皆さん、事前に対策しておきましょう。

 

公共工事の場合には、この6価クロム溶出の事前検査というのは

必ず行わなければならないのですが、その他の工事では義務化はされていません。

ただ、各固化材メーカーさんの使用上の注意には、事前に検査するように記載がされています。

メーカーさんとしてはちゃんと伝えているわけです。

 

事前に確認したからといって、絶対に安心とはいえません。

先ほどの報告書によると、こちらは500件に2件・・・0.4%ですので、だいぶ当たる確率は減りますね。

でも、ゼロではないのが現状です。

 

私としては、保険の意味合いも含めて、必ず「改良6出なし」を使うことをお勧めしたいですが、

それでは費用が・・・ということであれば、事前に検査をし、必ず確認をすることをお勧めします。

逆宝くじに当たらないためにも・・・ね。

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