都立小松川大島公園へ行って思うこと
はわんぱく広場。
駅から歩いて1、2分のところに、駆けたくなるような芝生の公園。
こちらは、風の広場。
わんぱく広場から橋を渡ると、お散歩にぴったりな緑豊かな公園が出てきます。
階段を上ると、遊具などもあり、子供たちも喜びそう。
どちらの広場も、ちょっとした丘のように、少し高くなっています。
近くには川があるような場所。
なぜ・・・?
実は、ここの下には、まだ六価クロムが眠っています。
団塊の世代以上の方は、小松川と言われると六価クロムが思い浮かぶ、という方も多いかもしれません。
昭和46年に日本化学工業グランド跡地に野積みされていたクロム鉱さいから六価クロムを検出し、
東京都と江戸川区とともに調査。昭和54年3月に日本化学工業㈱と東京都で、
「鉱さい土壌の処理に関する協定を締結し、処理が行われたとのこと。
(江東区HP六価クロム鉱さい問題より抜粋)
いろいろなサイトに記載されている情報によると、かなり高濃度で動かせない六価クロムが、
この公園の下に封じ込められているため、盛り土をして公園が作られているのだとか・・・。
いろいろ対策はなされているようですが、それでも染み出てきているほどの状況なようで、
2015年にも、朝日新聞の記事で、周辺の区道に六価クロムを含む地下水が漏れ出てきているという
ニュースがあったり、まだ完全に解決できているわけではない様子。
都の方でも、定期的な検査は続けているようです。
周辺には、立派なマンションが並びます。
そして、わんさか広場のすぐ隣では小学校の改築工事が行われていました。
え!?大丈夫なの?と思い、検索してみると、やはり土壌汚染の問題はあったようです。(対策済みです)
江東区のHPより
http://www.city.koto.lg.jp/580501/kodomo/gakko/jigyo/sonota/83417.html
都心部までも近いのに緑豊か。とても魅力的な場所。ぱっと見る限り、
とても子育てもしやすそうで、素敵な街です。
つい、この周辺のマンション価格って・・・と検索してしまいましたが、
埼玉の少子化が心配な地域の我が家の新築価格(建売ではない)より高い中古マンション
(しかも敷地面積マンションの方が狭い)!
見えないところ(土壌)の汚染は、取り方は人それぞれ。
都が対策してくれている、大丈夫。という意見もあれば、それでも対策しきれていないから
心配だという人もいる。
その土地で生活していくにあたっては、インフラだって重要。
何を取るか・・・?
いろいろ考えさせられた一日となりました。
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