他人事じゃない!?マイホームを建てる時の土壌汚染のリスク*後編*
こんにちは。ブログ担当、ウエダです。
今回は、私が家を建てる時には知らなかった6価クロムによる土壌汚染のリスクの話の後編です。
前編はこちら。
では、続きです。
地盤改良工事で、表層改良工事や柱状改良工事を行う場合に使われるセメント系固化材。土と混ぜて、柔らかい土を固くするために使われるのですが、これはあくまで土(弊社webサイトでは、セメント系改良土と呼んでいます)であり、完全に固まっている状態ではありません。完全に固まっていれば(コンクリートの状態)問題ないのですが、この土の状態の場合、元々のその土地の土との相性により、セメント系固化材から6価クロムが溶出する恐れがあります。
どうして6価クロムが溶出?6価クロムって何?と思った方、ここに書くと長くなりますので、こちらのサイトをご参照ください。
ここでお伝えしたいことは、地盤改良工事は、必要な土地であれば必ずやらなければならないのですが、この地盤改良工事で6価クロムが出てしまった場合は、あなたの土地が汚染土壌となってしまい、未来の資産価値に影響するということです。
将来自分たちが年をとり、土地を売る必要が出た時に、土壌汚染が発覚してしまった場合、その土地の資産価値が汚染対策分下がってしまう可能性が高い・・・健康被害も心配ではありますが、資産価値の低下、これが私は一番の問題だと思っています。
現在の技術では、汚染土壌を安心・安全な土壌に戻すためには、その土壌を撤去する必要がある可能性が高いです。そうなると、かなりの費用がかかってきます。(例として、建坪20坪の土地に4mの柱状改良工事が行われていて、それを撤去する場合の想定費用は1000万円以上の可能性有)その何十年後の未来には、産業廃棄物の処分はさらに困難になっていて、もっと高くなっている可能性も・・・なので、未来に負の遺産を残さないためにも、今のうちからしっかり知識を身につけ、事前に対策しておけることはしておくべきではないかと思うのです。
セメント系改良土は、「土」なので、土壌汚染がなければ将来撤去する必要はありません。(将来建てる家の構造により、地盤改良を追加で行う必要が出たり、間取りに制限が出る可能性はあります。)未来に残す土は、安心・安全な状態にしておけたら・・・これは、マイホームを建てる人は、「土壌は安全である」ことが大前提だと思うので、皆が考えていることだと思います。
安心して住めるようにするために行う地盤改良工事で、不安な材料を未来に残さないためにも、ぜひ、地盤改良工事の際には「改良6出なし」を使って安心・安全を手に入れてください。
「改良6出なし」は、地盤改良工事の時に、固化材を入れるタイミングで一緒に入れて混ぜるだけで6価クロムを、食品にも含まれている安全な3価クロムに還元してくれます。
詳しくは、先ほどのリンク先↑をご覧ください。
家を支える地盤は、後からなかなか工事ができない箇所です。家を建てる前にちゃんとしておかないと、次に土壌に目が向く時は一体何十年後?という世界です。自分の子供にも、残せる資産は最大限の価値のあるものを残したいし、迷惑もかけたくない・・・。
家の施工前に、ちゃんと対策しておくだけで、当たり前の安心・安全が手に入ります。
私が言うと宣伝っぽく思うかもしませんが、本当にホントに必要投資だと思いますので、ぜひご検討ください!!分からないことがある方は、お気軽にお問合せフォームよりご連絡くださいね。
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