セメント系固化材と6価クロムの関係*後編*

2017-10-30

こんにちは。ブログ担当ウエダです。
少々間が空いてしまいましたが、セメント系固化材と6価クロムの関係の後編です。

前編はこちら

セメント系固化材と6価クロムの関係*前編*

土との相性により6価クロムが溶出する、ということに関しての研究ですが、

平成15年に、セメント系固化処理土検討委員会という、大学の教授や経済産業省、

国土交通省の関係者等で構成されたメンバーにより、報告されている内容があります。

 

セメント系固化処理土に関する検討最終報告書(案)
(リンクしようとしましたが、うまくいかないため、お手数ですがこの言葉で検索してみてください。

国交省のHPの該当資料が出てきます。)

 

こちらの研究結果によれば、6価クロムが溶出する確率は、全体(様々な固化材・土質全て含めて)で

5%と記載があります。
5%・・・20件に1件の割合は、決して多いとはいえませんが、気になるのは、

この土質の場合は絶対出ません、というものが見つけられていないこと。

また、セメント系固化材においても、この商品を使えば絶対大丈夫、というものがないということです。
「絶対出ない・大丈夫」がないので、固化材メーカーや、セメント協会は、必ず事前に、

その使用予定の固化材と現地土壌を配合した事前検査を行うよう、注意事項として記載されています。

そして、こちらの報告書内で、火山灰質粘性土の場合、他の土質と比べて溶出しやすい点が

指摘されています。

(そのため、施工場所が火山灰質粘性土の場合は、施工後にも六価クロムの溶出試験が必要。)

 

この6価クロムの溶出問題は、固化材の配合量によっても差があるようで、

このような研究結果も出ています。

澤孝平さんのHPより、協同組合 関西地盤環境研究センターの論文です。

・固化材を100kg~300kg/㎥使う工事では、6価クロムが溶出する件数は多くないが、溶出する場合は、

溶出の割合は高めである。
・固化材を100kg/㎥以下の工事では、6価クロム溶出の割合は少なめだが、件数は多めである。
・500kg/㎥以上の工事の場合は、溶出の割合は少なめであり、6価クロム溶出低減型の固化材を

使用する場合は、溶出する可能性がほとんどない。

 

6価クロム溶出のメカニズムは、まだわかっていない部分も多いのですが、

上記の最終報告書の中に、6価クロムは還元性のある土と固化材が混合される場合には

6価クロムは発生しにくくなる、と記載があります。
もし施工場所が還元性のある土じゃなかったら、「改良6出なし」を使って

還元性を高めればいいじゃないか、ということだと思うのです。

 

今までは6価クロムが溶出してしまった場合の解決方法は、土を掘削除去したり、

別の工法に変えたりするしかありませんでしたが、お金や時間がかかったり、

希望の強度が得られなかったりと問題がありました。
でも「改良6出なし」は、そんな問題を一気に解決してくれる商品です!

 

事前検査をしたら、6価クロムが出てしまった、どうしよう・・・!?
そんな時、ぜひ「改良6出なし」を思い出していただければと思います。

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